令和6年度 【新】処遇改善加算の情報公開（見える化）
2024月06月01日
令和6年報酬改定に伴い、介護職員等の更なる処遇改善として、
現行の処遇改善制度（(処遇改善加算・特定処遇改善加算・ベースアップ加算)）に代わり
6月より「介護職員処遇改善加算」が一本化します。
また、弊社においても新制度の処遇改善加算の算定を行っております。
当該加算算定においては、以下の3つの要件を満たしている必要があります。
１．現行の介護職員処遇改善加算（以下、処遇改善加算）の（Ⅰ）～（Ⅲ）までを取得
していること。
２．処遇改善加算の職場環境等要件に関し、複数の取組みを行っていること。
３．処遇改善加算に基づく取り組みについて、ホームページ等の掲載を通じた見える化を行っていること。
「見える化」要件とは、特定処遇加算の取得状況と賃金改善以外の処遇改善に関する具体的な
取組内容を、情報公表制度や弊社ホームページ等を活用して公表することです。
この要件に基づいた弊社の取組みは以下の通りです。
～加算の取得状況～
【さんにっぱ】
・介護職員処遇改善加算（Ⅰ）
・介護職員等特定処遇改善加算（Ⅰ）
・ベースアップ等支援加算
【タンポポの花】
・介護職員処遇改善加算（Ⅰ）
・介護職員等特定処遇改善加算（Ⅱ）
・ベースアップ等支援加算
～トモライヴの賃金以外の処遇改善に関する具体的な取組み内容～
【職場環境等要件】
〇入居促進にむけた取組
➀事業者の共同による採用・人事ローテーション・研修の為の制度構築
②他産業からの転職者・主婦層・中高齢年者等、経験者・有資格者等にこだわらない
幅広い採用の仕組みの構築
〇資質向上やキャリアアップに向けた支援
①働きながら介護福祉士取得を目指す者に対する実務者研修受講支援やより専門性の
高い介護技術を取得しようとする者に対する各痰吸引、認知症ケア、サービス提供責任者研修、中堅職員に対するマネジメント研修の受講支援等
②エルダー・メンター（仕事やメンタル面のサポート等をする担当者）制度等導入
〇両立支援・多様性な働き方の推進
①職員の事情等の状況に応じた勤務シフトや短時間正規職員制度の導入、職員の希望に即した非正規職員から正規職員への転換の制度等の整備
②有給休暇が取得しやすい環境の整備
③業務や福利厚生制度、メンタルヘルス等の職員相談窓口の設置等相談体制の充実
④障害を有する者でも働きやすい職場環境の構築や勤務シフトの配慮
〇腰痛を含む心身の健康管理
①福祉・介護職員の身体の負担軽減のための介護技術の修得支援、介護ロボットやリフト等の介護機器等導入及び研修等による腰痛対策の実施
②短時間勤務労働者等も受診可能な健康診断・ストレスチェックや、従業員のための休憩室の設置等健康管理対策の実施
③事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成等の体制の整備
〇生産性向上のための業務改善の取組
①高齢者の活躍（居室やフロア等の掃除、食事の配膳・下膳などのほか、経理や労務、広報なども含めた介護業務以外の業務の提供）等による役割分担の明確化
②５S活動（業務管理の手法の１つ。整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字をとったもの）等の実践による職場環境の整備
③業務手順書の作成や、記録・報告様式の工夫等による情報共有や作業負担の軽減
〇やりがい・働きがいの醸成
①ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による個々の介護職員の気づきを踏まえた勤務環境やケア内容の改善
②地域包括ケアの一員としてのモチベーション向上に資する、地域の児童・生徒や住民との交流の実施
2024年06年01日
有限会社トモライヴ
代表取締役 石橋 祥子